私の妊活について♪

日々の記録

こんばんは。
ヴァイオリニスト・幻想音楽家のあさいまりです。

今日は、5回目の採卵手術を受けてきました。
まだはっきり「成功!」とは断言できないのですが、
ひとまず1つ採取できたと言うことで、ホッとしています。

不妊治療を初めて、しばらくは家族以外誰にも言わないようにしていましたが、
思い詰めてしまいそうになりこともあり、最近はTwitterなどに書き込みをしています。
あまり良くないことかなとも思うのですが、
書くことで幾らか発散した気持ちになり、
自分のルールとして今は書いてもいいと言うことにしています。
followerさんにとって見たくない内容だったら申し訳ないのですが。。

「不妊治療」は、少しセンシティブな話題にはなってしまうのですが、
治療を始めてから知ることがたくさんあり、
また治療と向き合うことで、ちょうど生命についてのテーマで曲を作っていたことも重なって、
そう意味でも、色々と考えさせられました。

まだ自分には関係ないと思っている方でも、
知ることでと未来が少しでも楽になるのでは…と思うので、
思い切って、シェアしてみることにしました。

卵は持って生まれた数だけ!

今の病院に通い始めたのはちょうど一年前。
それまで通っていた病院に不信感を覚え、どこの病院に行けば良いか迷っていたところ、
特に不妊治療で信頼のおける病院ということで、友人に紹介していただき通い始めました。

まず初めに不妊治療の病院は必ずあるのだと思いますが、
妊娠に関する知識を深めるためのオリエンテーションがありました。
その後、実際に血液検査をして、感染症がないかどうかを調べたりするのですが、
今は、血液検査でその人の持っている卵の数もわかってしまうそうです。

この時初めて知ったのですが、卵の数って
生まれたときから決まっているんだそうです。

私は毎月、順に体内で作られているとばかり思っていたので、
すごくびっくりしました。
しかも、生まれた時が一番新鮮で、そこから年齢を重ねるにつれて、
卵も古くなっていくということ。

例えば20歳の人の卵は、20年前に製造された卵…と言う感じ。
となると、、私の場合は39年前に製造された卵…と言うことになります。。。

さらに私の場合、この検査で同じ年代の平均より、
20分の1しか卵がない、と言うことがわかりました。
具体的に後何個、と言うことではなく、数値として私の年代だと平均が[1.9]なんだそうですが、
私は[0.1]と言う数値でした。
下手したら、いつ排卵が止まってもおかしくないみたいです……。

いきなり崖っぷちに立たされたような気分でした。

なので、ピルを飲むことで卵を温存する、と言う方法も、
卵を無駄に捨てない、と言う意味では良いみたいです。
なんとなくの知識で、ピルってあんまり良くないのでは、と思っていたけど、
正しく知ると、そんなに怖いことではなさそうです。
といっても私の知識だけでは全く不十分ですので、
詳しいところはお医者様と相談が必要だと思います…。

早めに自分の身体を知ることが大事

そしてもう一つ、私の場合は内膜症をやっていることなどが原因でもあるのですが、
両側の卵管が潰れていて通れないので、体外受精しか道がない、と言うことになりました。

先生も少し顔色を変えて、
「ちょっと、、急がないと…ダメですね」と。

数ヶ月通ってから言われたことですが、
私の状態だと、他の病院では見込みがないと、断られてしまうこともあるのだそう。。
でも少しも可能性があるのだから、やれることはやりましょう!と言っていただけて、
私も勇気を持って向き合うことができています。

一年前、この病院に通い始めて本当に良かったな、と思います。
もし自分の状況を知らずに、いつかできるかな…なんて思っていたら、
手遅れだったかもしれません。

保険適用に期待!

4月から、不妊治療の保険適用が認められることになるようです。
これは、当事者にとってはとってもありがたいことです!
私には少しのチャンスも無駄にできないので今も高いお金を払って治療を続けていますが、
実際、すごく高額な治療です。
国の補助もあって、治療に失敗した時の費用を国や都が負担してくれたりしているので、
それでもすごく助かっていてありがたいのですが、
それでも何十万…百万近いお金がかかってくるので、保険適用は本当に心強い!

年齢制限などもあり、私はほんとにギリギリセーフで始められたので、
助成金なども申請できて助かっていますが、(確か40歳未満)
時って本当にあっという間に過ぎていきます。
まだ大丈夫、と思っていると言うといつの間にか…と言うことにも。

一例として、私がこれまでに2度お世話になった助成金を紹介します。
私の場合手術が何らかの理由で失敗した際、こちらの助成金がとても助けになりました。

東京都特定不妊治療費助成の概要

後回しにしないで!

特に音楽活動など、自分で何か活動している方などは特に、
体のことは後回しにしてしまいがちだと思います。
私も間違いなくその一人…

幼いお頃からずっと楽器をやってきて、
お仕事や活動こそが生き甲斐…になってしまうので、
[妊娠・育児=自分の時間が大幅になくなる=活動を諦める]
と言う方程式に当てはめてしまいガチだと思います。

ただ、気づいた時には手遅れにもなりかねない。
私も本当にギリギリ。
30代後半には、妊娠成功率も極端に下がってきてしまうのです。

実家にいるおばあちゃん(97歳)に、
帰るたびに「四十のしまい子」の話をされていました。
40歳になったら子供ができなくなる、と言う昔の教えのようです。
言われるたびに辛くて、その話はもうやめて…と思っていましたが、
もう少し早くその言葉に耳を傾けていたら…と、
今になって思います。


同じような挑戦をされている方も多くいらっしゃると思いますし、
医療も進んでいて、まだまだ頑張れるな!と前向きに頑張っています。

とはいえ、自分も経験して見て、精神的な負担も感じるので、
少しでも大変な思いをする方が減ったらな…と、思います。
治療に向き合ってから知ることが本当に多かったので、
日本ではもうすこし、教育の中にしっかり組み込めばいいのになって思いますし、
(私の頃から比べたら、今の教育内容は変化しているのかもしれませんが)
社会福祉の制度も、もっともっと、時代に合わせて変わっていけばいいなと思います。

そんなこんなで。。。
今日は麻酔でふわふわな1日でしたが、
でも1つ取れて本当によかった♪
取れない時もあって、本当にがっかりするので…。

ではでは今日はこの辺で♪
Have a nice dream…✦✦✦


P.S.
『組曲:生命のフォリア』の第五曲「時の彷徨」は、
受精卵の細胞分裂が、途中で止まってしまった…と言うことがあったときに、
細胞分裂も、生命のものすごいパワーなのだなと感じて書いた曲で、
この楽曲のノイズは、その細胞分裂の音を表しています。

https://open.spotify.com/track/3TYS4fd4JtGTlt8Qh0xHZy?si=aa9496a971844779

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